
マカン・マラン
古内 一絵
商店街の路地裏を進み、ハナミズキのある中庭に灯る
カンテラがやわらかく照らす「マカン・マラン」
ドラァグ・クイーンのママ、シャールが
繊細な観察眼で、訪れる人に必要な手料理をふるまう。
「春のキャセロール」
早期退職候補になった、仕事一筋の40代キャリア女性へ
「金のお米パン」
手料理を食べなくなった中学生男子に
「世界で一番女王なサラダ」
仕事に夢を見られない、20代のライターへ
「大晦日のアドベントスープ」
病に倒れたシャールへ
彼女に助けられた人々が持ち寄る、思いを込めた極上スープ
自分の荷物をそっとおろして
滋味深いシャールママの料理でくつろぎのひとときを。
あぁ、身近にこんなお店があればよいのに。
【鉄子より】
癒されました。4冊のシリーズ、一気読みでした。
引き続き同シリーズもご紹介したいです。