
完本 1976年のアントニオ猪木
柳澤 健
中学2年生でブラジルに一家移住、
コーヒー農園で手を血まみれにして豆を収穫していた猪木。
華々しいデビューを飾った同期の馬場と異なり、
力道山の付き人としての下積みからスタートした猪木。
日本プロレスの経理不正を馬場とともに訴えたのに
会社乗っ取りの汚名を着せられ、追放された猪木。
(のちに猪木に非はないと三澤正和氏)
戦いの場、生活の場を奪われ、
ブッキングもままならない中、異種格闘技戦を演出した猪木。
孤独かつ持たざる状況から、執念と演出力で活路を開いた
アントニオ猪木のドキュメンタリー。
絶体絶命だと思ったときに読みたい本。
【鉄子より】
「もうやめろといっても倒れるまでやめない。
明日という日が無いみたいにやるんだから、こっちは参ってしまうよ」
カール・ゴッチ
萌え。